歯科医院などの業務内容で選ぶ
歯科衛生士は3大業務と呼ばれる「歯科予防処置」、「歯科診療補助」、「歯科保健指導」の業務があります。
歯科予防処置
歯科予防処置とは、虫歯と歯周病を予防するための処置を言い、フッ素などの薬品の塗布や歯石の除去等があります。
歯科予防処置は歯科医師と歯科衛生士のみに認められた行為であり、成人の8割が歯周病の疑いがあると言われている昨今、治療と同様の重要性があります。
勤務先は、メインは歯科医院となるでしょう。また、高齢化社会に伴い訪問歯科などの需要も増えてきており、新たな勤務先として期待されています。
歯科診療補助
歯科診療補助とは、歯科医師の診療や施術を補助する役割であり、最も一般的な歯科衛生士の仕事と言えるでしょう。
歯科診療の高度化と細分化により専門的な知識やスキルが歯科衛生士にも要求されるようになってきています。
認定資格の取得などで専門的なスキルはもちろんのこと転職でも有利に進めることが可能となっています。
勤務先は、一般歯科が多いですが、口腔外科や美容外科クリニックなど幅広い歯科医療業界で活躍できます。
歯科保険指導
歯科保健指導とは、主に虫歯や歯周病予防のための歯磨き指導を行い歯の大切さについて啓蒙活動を行なうことです。
根本的な原因を解消し、歯科治療を未然に防ぐことで健康な歯を保つ上で重要な役割だといわれています。
活動の範囲は広く、病院や診療所、学校、保健所、介護保険施設などで幼児や妊婦の歯磨き指導を行なうのみならず、高齢者などへの8020運動の啓蒙も実施しています。